コンパニオン・トイ・グループ
☆☆☆ シーズー ☆☆☆
シーズーの起源に関する書物や絵画などの美術品は 最古のもので紀元624年までさかのぼることができます。
当時の王朝へ、ビザンチン帝国から伝わった ”ひとつがい” の犬が献上されたとされています。 近代史では17世紀に
チベットから中国へ献上された犬が 起源であるとされています。
北京の紫禁城では宦官が繁殖を任されていました。 皇帝の寵愛を受けるため 慎重に選択繁殖され、良い犬を作り出す
ことを競い合いました。 良い犬を育てた宦官は皇帝から贈り物を賜り 絵画にも描かれました。
インペリアル・ドッグ・ブックに収録されている絵画は、どれも東洋的に描かれていて、小さなライオンのようだといいます。仏教の書物には 『彼らの神はライオンと関わりが深い』 と書かれており ライオンという意味の名前 「獅子狗」(シーツークウ)というのが、現在のシーズーの名前の由来です。
明の時代になるとシーズーは愛玩犬として知られるようになり、1930年に中国からイギリスに持ち込まれました。
当初、「アプソ」 として分類されていましたが、後に、英国ケネルクラブが 「ラサアプソ」と「シーズ」に分類しました。彼らの顔の毛が四方に向かって伸びることから 「 菊の犬 」 と呼ばれることもありました。